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みやざきけんいちの半生12

【結婚への道】

帰ってきた私は、次の日に会社へ報告。

会社には、母が倒れたと嘘を言っているので心配しているであろうから

ちゃんと話だけはしないといけないと思い、課長へ朝から会って話をした。

その内容とは・・・

『とりあえず母の方は退院できるようですが、高齢の為、いつどうなるか

わからない状態みたいです。私も一人っ子でいずれは向こうへ戻らなければ

いけない立場なので、これを機会に親の面倒を見る為に、宮崎へ

帰ろうと思います。申し訳ありません。。。。』

まったくの嘘である。それを堂々を言い放ち、課長に承諾を得たのである。

まぁ・・・たいして活躍もしていないので、

会社にとってはたいして影響はないとは

思うが・・・。

ということで年末まで勤めて、宮崎へ帰ることとなった。

正直言うと奈良という土地へ来て、いろんな人と出会い、ようやくこちらの生活にも慣れ、仲間と呼べる人達も出来、まだまだこちらでやってみたいという気持ちはあったのだが、それを引きずると、きっと宮崎には帰らないような気もしたので、やはりここが決断時だったのかもしれない。

ただ・・・、西杏子との事だけが最後まで尾を引き、心のどこかでどんでん返しがあるのでは??と何故か私が期待していたのであるが・・・。

そうこうしている内に時は流れ、とうとう忘年会の日が来てしまった。

私の、この会社でする最後の忘年会。

みんなと騒げるのもこれで最後。

1次会でみんなとわーわー騒いでは盛り上がり、いつもの如く2次会へとみんな移動し始めた。勿論私も2次会へと移動しようとしていたが、その日だけは2次会の前までに、西杏子へ帰り送ってあげるよと声を掛けていたので、1次会から2次会への移動の時に、素早く西杏子を確認し、車を乗りつけ、西杏子だけを乗せて移動するのであった。

この頃はカラオケボックスというのが、まだ無くて、大体がスナックに行ってカラオケで騒ぐのが主流であったが、多分みんなが行くであろう店の近くまでは行ったが、その店に行く事は無く、そのまま2人で行動しようという事になった。

最後に迎えた最大のチャンス。自分の抑えていた気持ちが飲んでいるせいで、歯止めが効かなくなり、西杏子への気持ちが高まり、カラオケで騒ごうということになって、行った場所が・・・・。

カラオケのある個室。西杏子と来たのは3回目のホテル。1回目は、3人で。2回目はデートの途中で。しかし何故か健全で何も無かった今まで。今回もマイクを持って、ベッドの上ではしゃぎながら歌を歌いまくる2人。2人とも酔っているせいかテンションが高いまま、騒いでいるうちに・・・・・・。

・・・・。

・・・・。

・・・・。

きっと、ここで完全に男と女の関係になっていたら、西杏子がどう想っていても、私の気持ちが止まらなくなって、全てをぶち壊して自分の気持ちに正直に行動していたかもしれない。本当に素敵な想い出をもらって、私はとうとう奈良の地を去っていくのであった・・・。

それからの私は、宮崎で就職が見つからず、市役所を受けるも面接で見事に落ちてしまい、アルバイト先で誘われた会社へ就職し、3月に結婚、4月から新しい職場と家庭の生活をスタートするのであった。

【青春編 完】

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